2010年5月16日(日)12時30分~14時
みなさんは、電気のない生活をイメージすることができますか?
日本では、当然のように使える電気ですが、世界では、約16億人が電気のない生活をしています。彼らにとっての「光」は小さな灯油ランプです。
その灯油ランプは多くのCO2や有害物質を排出し、地球にも、なにより彼ら自身の健康にも悪影響を及ぼしています。
世界有数のメーカー「Philips」は2000年代よりエマージング・マーケットをターゲットとした製品開発に取り組んできており、その一例として、太陽光パネルを活用するなど安全でエネルギー効率が高い「光」のプロダクトを開発しています。
発展途上国において「光」がもたらす価値はたくさん
例をあげると…
・現地の中小企業の働くことができる時間の確保・増加
・街灯が人びとやコミュニティの安全を確保する
・収入増加をもたらす家庭での仕事において、その生産性を向上させる
・大人の識字率向上プログラムや高等教育プログラムが実施できる
・夜遅くまで、子供たちが勉強や読書ができる機会を提供する
・男女平等の機会の提供
・公共医療の改善及び病気による生産性の低下の防止
Philipsのデザインした太陽光を使ったプロダクトは、
有害物質を排出しないだけではなく、灯油を使わないのでランニングコストがかからないといった特徴があります。太陽光パネルを利用することで製品利用時にCO2を排出しない環境に配慮されたデザインであり、有害物質を発生せず現地の人びとの生活を改善するデザインです。しかも、イニシャルコストとラーニングコスト比較すると1年以上使う場合Philipsのライト使う方がコストを低く抑えられるといったメリットもあり、まさにBOPの人たちが抱える課題を解決し、彼らのライフスタイルを改善できる洗練されたデザインです。また、Philipsは、エマージング・マーケットの光の分野における新たなマーケットを創りだし、企業価値を向上させていて、現地の人びとの生活改善、地球環境への配慮、企業価値の向上、この3つを同時に実現させています。
本ワークショップでは、このプロジェクトを推進しているスピーカーがに企業内デザイナーだからこそできる、デザインプロセスについて語って頂きます。
| タイトル |
「Lighting the World -インハウスデザイナーが創出するニューマーケット-」 |
スピーカー
プロフィール |
オランダのトゥウェンテ大学において、修士課程では物理学を、博士課程では化学技術を学んだ後に渡米。フィリップス入社後、24年間に渡ってフィリップスの照明部門で製品開発(とくに環境に関るプロジェクト)に携わる。この5年間は、世界の最貧困層の生活の質を改善するビジネス活動を指揮。多くの貧しい人々が、エネルギー効率の良い調理法、清潔な水、安くて簡単な照明などを必要としているなか、彼はインドやアフリカで先進的なプロジェクトの立ち上げに関っている。 |
| 日時 |
2010年5月16日(日)12時30分~14時 |
| 料金 |
3500円 ※一日券は8000円になります。 |
| 会場 |
カンファレンス会場:東京ミッドタウン・カンファレンス・ルーム9(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー4F) |
写真:Yosuke Owashi